脳梗塞が起こると、命に関わったり重度の後遺症が残ったりすることも決して少なくはなく、脳や血管の状態を把握することで「治療」「予防」の対策を取ることができます。
その把握するための方法が「脳ドック」です。
脳ドックでは「MRI検査」「MRA検査」「頚動脈(けいどうみゃく)超音波検査」を主に行います。
●MRI検査
脳の断面を撮影して診断します。
「無症候性脳梗塞」とは自覚症状のない脳梗塞で、MRI検査をして発見することが多くあります。
よい例えではありませんが、“かくれ脳梗塞”というとイメージしやすいと思います。
無症候性脳梗塞がある方は、「ラクナ梗塞」などを引き起こす確率が高いことが分かっています。
●MRA検査
脳内の血管の状態を把握するための検査です。
脳梗塞の危険因子となる「動脈硬化」の状態や、「脳動脈瘤(のうどうみゃくりゅう)」が無いかを調べます。
●頚動脈超音波検査
頸部(けいぶ:首まわり付近)の頚動脈状態を調べます。
動脈硬化により自覚症状がないまま、頚動脈の中が狭くなってしまう「無症候性頚動脈狭窄」を見つけることができます。
狭窄部分(細くなっている場所)に血栓ができて、この血栓が血の流れに乗り脳の血管に流れてしまうと、脳梗塞を起こすことになるのです。
危険因子が1つでもあるという方は、脳ドックを定期的に受けるようにすると安心です。
脳ドックを受ける場合、健康保険が利用できるかどうかを確認することも必要です。
また、利用できない場合でも「助成金」を受けられることがありますので、加入している健康保険で問い合わせてみるとよいです。
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