抗縮を予防するための他動運動「手と足」


手足の関節を伸ばして「抗縮」を予防します。
1日2~3回行い、主に看護師・理学療法士が施術しますが、指導を受けることで家族・介護者などどなたでも行うことが出来ます。

【手】
手をずっと動かさずにいると、手首・指が内側に折れ曲がったり、指を開くことが難しくなったりしてしまいます。
その他にも、肩・ひじの関節も抗縮しやすいため、注意が必要です

・手の平・指…片方の手で患者さんの手の「親指の付け根」を握り、もう片方の手で、「残りの4本の指」を握り、外側にゆっくりと開いたり握らせたりします。

・手首…患者さんの手と握手するような形で手のひらを支え、もう片方の手で、手首とひじの中間くらいの所を支えて「ぐーっ」とゆっくり手首を外側に反らせて間接を伸ばします。
強く伸ばしすぎたり、勢いをつけたりして行わないように注意します。

【足】
患者さんで特に寝たきりの場合には、あお向けて寝ていることが多いと思います。
股関節が外側に開いたままになりやすく、「足の甲」が伸びっぱなしになるため注意が必要です。
ひざの関節が曲がってしまうこともあるため気を付けたい場所です。

・足首・アキレス腱…まず、患者さんのかかとを片手で握り、足の裏を握った腕に付けるように支えます。
もう片方の手で足首辺りを支えて、足首を内側に反らせ、かかとを引いて「アキレス腱」が伸びるようにゆっくりと動かします。
ひざの下に、丸めたタオルなどを入れて上げると、患者さんにも楽な姿勢になります。

・ひざ…足首の時の同じように、患者さんの足の裏を自分の腕で支えるように足首を支えます。
もう片方の手で、患者さんのひざの裏側を持ち上げ、股関節を90度くらいになるように、曲げます。
当たり前ですが、ひざを伸ばしたままにせず、苦しくならないように曲げてあげるようにゆっくりと行います。

行う目安としては、「1つの動きを5回ずつ」を1日に2~3回程度行います。


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