脳梗塞は大きくわけて2種類あり、血管の詰まり方によって「3種類」に分けられます。
●脳を養う「動脈」に原因がある場合
・「ラクナ梗塞」…細い動脈が詰まります。(全体の36.3%)
・「アテローム血栓性梗塞」…太い動脈が原因で起こります。(全体の31.1%)
●「心臓」に原因がある場合
・「心原性脳塞栓症」…心臓に原因があるタイプの脳梗塞です。(全体の20.5%)
【ラクナ梗塞】
細い動脈が高血圧により高い圧力がかかることで、丈夫になろうと血管の壁が厚くなります。
そのため血管の中が狭くなり、最終的には血管が詰まります。
“ラクナ”とは「小さなくぼみ」と言う意味で、脳内の細い動脈が詰まるため「梗塞巣」が1.5cm以下の小さいことが特徴です。
【アテローム血栓性梗塞】
近年、日本で増加傾向にある脳梗塞です。
脳や頭蓋内を通る、太い動脈に起こる「動脈硬化」が原因です。
コレステロールなどが血管に入り込み「アテローム」と呼ばれるかたまりを、血管の壁の中に作ります。
そのアテロームが破裂すると、血小板が集まり「血栓」ができて、やがて血管が詰まります。
【心原性脳塞栓症】
心臓病が原因で心臓にできた血栓が血管を流れて脳まで届き、突然血管を詰まらせてしまいます。
脳内の血管に動脈硬化がなくても、血管が詰まることもあるのです。
突然血管が詰まると、梗塞巣は大きくなり症状も重くなるので、できるだけ避けたいタイプの脳梗塞です。
次に、脳梗塞が起こりやすい時間帯です。
脳梗塞全体で見ると、「夜寝ている頃~午前中の間」が、脳梗塞の起こりやすい時間帯といえます。
ですが、脳梗塞のタイプや患者さん個人の生活スタイルにより、個人差があります。
*ラクナ梗塞・アテローム血栓性梗塞*
血圧は、昼間は高くなり夜は低くなるという傾向があるように、1日の間で変動します。
そのため、睡眠中に脳梗塞を引き起こすことが多く見られます。
明け方になると急激に血圧が高まる方や、夜であっても血圧が低くならない方は、特に注意が必要といえます。
*心原性脳塞栓症*
心臓にできた血栓は、体を急に動かしたときなどにはがれやすく、そのまま血流に乗って脳まで流れます。
朝起きてからの活動をはじめる時間帯に、脳梗塞を引き起こすことがあるとされています。
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